金融業界
業界におけるRPA導入事例
業界では、住宅ローンの審査件数や口座開設の申し込み件数が右肩上がりで、審査関連の事務や口座開設の事務に多大な人手作業が必要でした。また、2015年頃から商品ラインナップの拡充や業界での認知度の高まりから、予想を超える口座開設の申し込みが急増し、人員の増強が追いつかず事務の負荷に更に拍車がかかっていました。
そこで、2016年に初めてRPAを導入しましたが、システム部門ではなくユーザー部門主導で開発を行ったため、業務に適さないロボットが多く、導入が失敗しました。
2017年にRPA推進室を立ち上げ、ユーザー部門とIT部門が協力してRPAの再導入を進めた結果、2019年9月までにRPA化した業務は累計で260余り、94,830時間の業務削減効果を生み出しました。
住宅ローン関連の業務を中心に、審査時間の短縮、入力ミス防止、残業の削減などの効果が出ています。また、RPAが当たり前に使われるようになり、業務に欠かせない存在となっています。
RPA導入の成功要因
今回のRPA導入の成功要因は、以下の3つが挙げられます。
ユーザー部門とIT部門が協力して取り組んだこと
業務に適したロボットを開発したこと
RPAを全社的に展開したこと
ユーザー部門とIT部門が協力して取り組むことで、業務の理解を深め、業務に適したロボットを開発することができました。また、RPAを全社的に展開することで、RPAの活用を促進し、業務効率化を実現することができました。
今後の展望
今後もRPAを活用し、業務効率化を推進していきます。また、RPAの活用範囲を拡大し、業務の自動化を進めていきます。
使用ツール
RPA